--- 北校舎の3階。


屋上に続く階段で、あたしは唇を奪われていた。


その相手は、2ヵ月前から付き合っている、高村諒。


女遊びが激しいとゆう噂もあったり、なかったり……。


あたしは諒のこと、好きじゃない。


そんな噂のある人、好きになるわけない。

きっと、諒もあたしのこと好きじゃない。


諒はきっと、あたしみたいなタイプと付き合ってみたかっただけ(だと思う)。


こんな微妙な関係だから…


だからきっと、いつか別れる時が来る。
そう思ってた。