ゆっくりゆれる
白いそれ


寒さも吹き飛ぶ窓の外


風にゆられ
舞い上がるそれは


今、窓の縁に積もっている


指で掬へば冷たい
それも


感覚をくれる冬の便り


君の見ている景色にも
映っていますか


頬を抜ける冷風は
君を待つ


冬の間


隙間を埋める重たい風




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