券売機で食券を買い、辺りを見渡す


いたわ!


「ココ!いいかしら?」


「す、杉本さん…」


私は翔太が食べているテーブルに座り込み、ランチも食べずに小声で話しかけた


「ちょっと!秘書課の話って何?私、聞いてないよ?」


「あ〜どうせ行く気ないっすから」


そう言った翔太はパクパクとランチのコロッケを口に運ぶ


「そう…でも話してくれても良かったじゃない?」


私は翔太の、行く気がないという言葉に安心した


「話しても変わらないっすから」


「あっそ…じゃいい!」