私はそう思いながら女将さんの顔を見た


「はい。お見えですよ。先程からソワソワしたご様子ですよ」


女将さんの案内で奥のお座敷に通された私達


「失礼致します」


中に入ると倉本専務がお待ちかね


早速専務二人と浅野さんとの会食が始まった


仕事の話から小説の話になり、私にも参加出来そうだったが、あえて参加せず、3人の会話を聞いていた


決して、会話についていけないとか、そんなんじゃないのよ?


浅野さんの秘書トークを聞いているだけよ?