「おはようございます。専務」


「ああ…おはよう」


「今日は会社で会議がございます。資料はコチラに置いておきますので、1度目をお通しください」


私は資料を専務の机に置いて、専務室から出ようとした


ドアノブに手をかけようとした時、後ろから呼び止められる


「杉本君」


「はい」


私は振り向いて、専務の方に体を向けた


「今日は何か本を持って来たのかね」


来た─────っ!