今日は私の方が早く、私はコンビニの近くにある木の下で、翔太を待っていた


特別、人通りも多いワケじゃなく、妄想するにはもってこいのシチュエーション


いつもの待ち合わせ場所で密かに落ち合う私達


まるでしてはいけない禁断の恋の様ね…


街の人々がいなくなり、辺りの電気が消えかけた頃…


あなたは、どんな危険にも立ち向かいながら、私に会いに来るのね


「おぉ〜い」


ハッとした私


目の前で、翔太が右手をチラつかせていた