【クロネコホームズの推理】
『著者…黒川一郎』


「推理小説ですか」


「私は昔から、この黒川一郎の小説が好きでね〜他にも色々な作品を読んでいるんだよ」


得意気に話す専務


「私も小説、好きなんですよ」


「ほぅ!君も小説を?何が好きかね」


そう聞かれて戸惑う


まさか携帯小説だなんて言えないわよね?


「私も推理小説が好きです」


そう答えて良かったかしら


私の答えを聞いた専務は上機嫌になった


「今から伺う取引先の専務も小説が好きでね〜いや〜杉本君が秘書で、これからが楽しみだよ」


「こちらこそ…」


どうしよう…今更、嘘って言えないわ