「イヤ?」


私は翔太を見上げた


「ん?好き…」


「じゃ、いいじゃん!私の大変身、大成功だよ」


「他の男に話しかけられても、ちゃんと断れよ?後、胸に気をつけろ!スカートの長さも!」


「わかってるってば!」


そう言って翔太は歩くスピードを上げた


私は逆にスピードを落とす


会社が近付くと、いつもこうして時間差通勤


そのおかげで、私達の関係は、まだ誰にもバレていなかった