君の願い

「さて…帰る?」
滉樹がそう言って歩いて行った

「そうだね」
北村がその後を追う

「先行ってて…俺もう少しここ居るから」

蒼…久しぶりだな
また会いに来たぞ


姿は見えないけどきっといるよな?


俺カメラマンになったよ?


色んな人の幸せな写真撮ってるんだ

また蒼の写真も撮りたいな

いつの間にか滉樹達は見えなくなっていた

「さて…滉樹達に置いてかれるから行くか…じゃあな…蒼…」



「またねじゃないの? 奈緒♪」

!?
懐かしい声が聞こえ振り向くと

俺の目の前には茶髪でちょっと大人びたけど5年前とほとんど変わらない

『人』

が立っていた


「奈緒…君の願いは何?」


「聞かなくてもわかるだろ…?」