君の願い

「奈緒?…」

蒼が起きて俺を呼んだ


「調子はどうだ?」


「だいぶマシになった」


蒼は笑って言った

「なぁ蒼…写真撮ろっか?」


「いきなりどうしたの?」


「記念だよ記念」


「あたし具合悪いんだよ~」


「じゃあ寝てて良いよ」

久々に我が儘言ってみた
もしかしたらもう我が儘言えないかもしれないから…


「奈緒の意地悪…撮ればいいんでしょ?」


「サンキュー♪」


携帯のカメラでタイマーにして近くのテーブルに置いた


「いくよ」

ポチ




「これとれて」
カシャ

「たね…(笑)」

画面には気を抜いてる俺と笑ってる蒼が写っていた


「奈緒変な顔してる!」

そう言って蒼は笑った

「撮り直しませんか?」


「ダメ~(笑)」


悔しがる俺を見てまた蒼は笑った


いつまでもこの笑顔が見たいな…