晩飯も食い終わり
そろそろ行くか…

「篠原そろそろ行く?」

「はい!」

そして2人でカラオケに行った

曲とかはわかるんだ…

久々に朝までぶっ続けでカラオケは流石にきつかった

家についた瞬間ダウン

「奈緒くん!」

篠原が驚いて駆け寄ってきた

…ん
やべえ寝ちゃった…
これじゃ意味ない
結局篠原一人にしちゃったよ

「あっ起きました?」

「ごめん寝ちゃった…」

「良いんです わざわざ私の為にありがとうございます」

「あれ…バレてた?」

「さっき滉樹君がきて教えてくれました」

たく…余計な事言いやがって

「あれ…まさか」

これって…

「あんまり頭動かさないでください くすぐったいです」

膝枕だぁぁぁ!!

「あぁごめん」

体を起こそうとすると

篠原の寂しそうな顔が見えた

「もうちょっとこうしてていい?」

「はい♪」

「篠原…」

「蒼って呼んでください」

「あっ…蒼…」
頬が暖かくなる

「はい?」
篠…蒼が笑って答える

「学校は?」

「あっ…」

「ははは!」

「奈緒くんだってそうじゃないですか!」

「一緒だね♪」

「~~~」
蒼が赤くなる

「あっそうだっ!蒼!」

「はいっ!」
蒼が驚いた

「敬語…やめて?」

「あっ…えっと…」

「俺も蒼って呼んだんだから敬語だめ!」

「はい…あっ…うん!」



名前で呼ぶだけ
話し方変わるだけ

それだけだけど
なんか2人の壁は無くなった気がした