君の願い

すぐに北村は来てくれた

「先に言っとくけど方法は無いよ 夢からいつかは覚める 当たり前の事」


「でも…なんかあるだろ?」


「無い 蒼ちゃんはあと1ヶ月で願いに戻っちゃうんだから少しでも一緒にいな…それが奈緒君に出来ること」


「……」


「わかったら行きなよ」


「あぁ…でも…希望は捨てない!」


「奈緒君…頑張ってね」


「奈緒…」


まだやれる事はある

神社でまた願えばもしかしたら…

小さな希望にしがみつくしかなかった

家に帰ると蒼はまだ寝ていた

熱を計ると微熱でさっきよりましだった