ふぁ~あ

目が覚める

やっぱりいない

どこ行ったんだろ

なんかあったのかな

不安が頭をよぎる


静かな家


違和感あるな


いつの間にか蒼が居るのが当たり前になってた


寂しい

そう思ったら滉樹の言葉を思い出した

“付き合っちゃえば?”


付き合う…

考えただけで胸が苦しくなる


…ってやべっ!

時計を見ると7時半

今日は体育祭だから登校何時もより早いんだった!


急いで学校に行った


「奈緒~遅いぞ」

「ごめんごめん 蒼は?」


「えっ?一緒じゃないの?」


「………」

俺が俯くと

「なんかあった?」

滉樹に全部話すと


「探すぞ!」


滉樹に手を引っ張られる


二人で探し始めた