君の願い

「よっ♪」

滉樹が話しかけてきた

「おはよ」

「篠原もおはよ♪」

「オハヨー」

最近学校に行くときはこの3人

まぁ帰るときもだけど

今日いつもと変わらない1日が始まる

そう思ってた

あれ…

下駄箱を開けると一通の手紙が入ってた

「おっ奈緒ラブレター!?」

「やり方古くね?」


中身を見ると…ラブレターだった

‘2時間目の昼休み下駄箱で待ってます’

はぁ…たるいな




「奈緒君!」

ん…

一時間目の始めからずっと寝てる俺を蒼が起こした

「何だよ…?」

「もう2時間目の昼休みだよ!」

「それが?」

「下駄箱行くんでしょ!?」


「あぁ…」


仕方なく下駄箱に行くと

「鹿村さん…好きです!!付き合ってください!」

あぁ…こいつは確か…隣のクラスの奴だ

「ごめん」

それだけ言ってクラスに戻ろうとする

「篠原さんと付き合ってるんですか!?」


「…違う じゃな」


俺はクラスに戻った