春夏秋冬






信じられない…。


春哉は、いきなりあたしを両手で包み込む







「…スキなんだよ。


危なっかしくて、バカで、ドジで、食いしん坊で


意地っ張りなところも…全部、スキなんだよ。


……俺は、おまえに惚れてる」








悲しさなど、全て忘れ、嬉しい気持ちだけを残した。


嬉しかった。


まさか、片思いが実るなんて。


春哉があたしを嫌ってないなんて。


「…春哉?」


「ん…?」


優しそうな甘い声。


「…あ、あたしも、春哉が……」


やっぱり恥ずかしい。


思いを伝えるって、難しい。


「…聞きたい。紫奈のクチから…」


息が耳にかかって、ビクってする。