春夏秋冬




「紫奈は何食べたい?」





「んとね~、とりあえず、オムライスと

から揚げ大盛りランチと、

ミートスパゲティーと

ピッザと…ハンバーグセットと…

チャーハンセットと・・・」





「ちょっと待った!!」」





3人同時にハモった…☆


あたし感激☆


「紫奈…?そんなに食べるの?」


「うん」


「その細い体のどこに入るの?」


あたしは、首をかしげる。



「紫奈の胃って、ブラックホールだね」



「人は見かけによらないね」


魔王様が言うと、みんな納得。


…なんか、あたしやだわ…。


でも、素で笑う。なんか考えなくても、


こいつらの前では少なくとも笑っていられる


初めてだ。


素で接してくれる人。






ねぇ、おばあちゃん?

あたしにも「信頼できる人が出来たよ?」

って空を見上げた。

空は雲1つなくて、

あたしの心を表しているようにも見えた。

それから、カラオケに行ったりゲーセンいったり。

疲れたけど、人生で1番楽しかった。

あたしにも素で笑える日が来たんだ。

あたしにも人を信じる事が出来たんだ。

そう思うと、嬉しくて思わず顔がにやける

「紫奈、時間大丈夫か?」

ふとまわりを見ると真っ暗。

クルマのライトだけが、やけに明るく見える。

携帯の時計を見ると22時と表示されている。