目を覚ますと、もう夕方だった。 横には、頭を撫でてる春哉。 「おきた?」 春哉の声が懐かしく感じる。 「ごめんね。 迷惑ばっかり、ごめんね」 あたしは、春哉にそっと手を伸ばす。 「俺こそ、ごめんな。 守ってやれなくてごめんな」 なんで、春哉が謝るの? おかしいよ、春哉。 「スキだよ、春哉」 生まれて初めて、スキと言った。 今まで、言わなかった。 そして、あたしは自分からそっと唇に重ね合わせた。