その日、春哉から連絡も来るはずもなく
一夜がすぎた。


次の日、あたしは学校へ行く。


外を歩いていると、雲は真っ暗。


・・・・夕立きそうだな。


学校の休み時間中、あたしは爆睡中だった。


「・・・あの・・・」


体を起こして見ると、しゃべったことの
ない女の子がいた。


「如月先輩がよんでる」


女の子は走って行ってしまった。


・・・如月?誰?


あたしはとりあえず行って見る。


「あなたが、奈那さん?」


「はい。」


この態度むかつく。


「春哉ね・・・今、好きな人が
いるらしいの。」


・・・・・え?


一瞬にして、視界が真っ暗になる。


「それでね、別れたいから、
今日の放課後、管理棟の3階の
空き教室にきて。だって」


・・・別れる?


嘘言わないでよ。