若干酒臭かったから、絶対どこぞの変態親父だと思ったら、 そこにいたのは 華奢で銀髪の男の子だった。 「あ、あの……ごめんね?」 あたしが同じ目線になるようにしゃがむと、男の子が顔を上げた。 「っ………!」 「……いたい」 息を飲んだ。 初めてみた…… こんな美少年。 「………」 「?」 闇に透けるような白い肌。 (絶対女子だろこんな肌) 銀髪はキラキラ輝いてて (キューティクルすごい) 動作が猫みたいにしなやかで 綺麗な顔立ちで ………ほんとに人間?