ドン
ズラリと整列した黒服。
ドドン
少女漫画にでてきそうな笑顔。背景の輝きが目にイタい。
ドドドン
(※効果音)
「お帰りなさいませ、お嬢様」
キラキラ~~~……
「おい、まさか」
「“執事喫茶”」
こ、こいつ、見かけによらず、そういう………
「勘違いされると困るから言っとくけど、時給いいからやってるだけ」
「お前、こういうのほんと得意そうな…」
入店してきた女の子の集団はきゃあきゃあ言いながら、案内されるままに奥の席へ消えて行った。
「おい」
「あ、わりぃ」
数歩前を行っていた黒瀬は、立ち止まってぼさってしてたあたしの腕を引いて早足に“STAFF ONLY”とかかれたドアに向かう。
「いいな、俺が担当したかった」


