オトコノコの気持ち!



「もうやるって決めたんだし、さっさと内容教えてよ。なんでそんな隠すわけ?まさかヤバイバイトとか……」


「店ついてから教えるから」



(店……、まさか、ホス)

ついた駅は秋葉原。





「あ、あき…」

「そう。アキバ。」




戸惑うあたしに飄々と答えて、スタスタ先を行く黒瀬。

(秋葉原なのになんでそんなキメてんだろう……)

黒瀬に駆け寄って、聞いてみることにした。



「なんでお洒落してこいなんて言ったんだよ、アキバじゃん」

「アキバの人に失礼だよそれ」


少し歩く速度を落としてちらっと一瞬振り向きあたしを一瞥してそう言うと、またまっすぐ前を見てスタスタ歩きだした。

まさか、いやコイツに限ってまさかとは思うけど……

黒瀬って、アキバ系だったり………ていやいや、ないよな!



まさかまさかと頭をブンブン横に振って変な考えを打ち消すと、あたしもおいてかれないように足を速めた。