――…ボスッ ……んっ? 携帯があたった音にしては、えらく鈍い音… 投げた方向をみると、眼鏡オフの恭兄。 ――…って、恭兄!!? 「いけない子だね。 モノを大切にしないと、ダメだろう」 投げたはずの携帯を手に、軽くちゅっと口をよせた。 「やめてよ…っ 携帯触れなくなる!!!!!」 にっと、お得意の意地悪な笑顔。 これも計算しての行動なのだろうか?