「なに? 僕の歓迎会してくれるの?」 「セ、センセイっ」 どこから嗅ぎつけたのか、恭兄はあたしの背後からのぞきこむように輪に入ってきた。 「おぉ、羽深っち!! イイでしょ、一緒に遊ぼうよ!!」 こんなにクラス仲良し。 嬉しい反面、こういうときどうしようもなく困ってしまう。 「ふぅん、歓迎会」 うぅ…っ 恭兄の目つきが一瞬だけダークモードに変わって、 「たのしみ、ですね」 あたしをみつめた…