前髪が鼻にかかってくすぐったい。 「さぁ、わかるよね」 自信たっぷりの台詞。 もしかしてあたし?って思っても、違ったらイタイ子になっちゃうんだからね!? 「カンジンな言葉、きいてないもん」 めずらしくあたしも強気。 一歩も引かず、上にいる恭兄をみあげた。 まっすぐな瞳。 あたしのいって欲しい言葉――… 「いって欲しかったらおねだりしてごらん」 …… 俺様、ドS様、降臨……?