彼女と仲直り、したかな。

そんなことを頭の隅で考えながら、あたしは枕を抱いてゴロゴロと転ぶ。

そばには携帯がチカチカと光ってる。



恭兄からの着信。



はぁ……
――…でたくない。


そう思い、はやくも着信が八件たまってる。

いっそ拒否っちゃおっか?


……それはダメだ。


あとが怖い。