うっすらと涙まで浮かんで、視界が揺れた。 「体は成長してないね。まだチビだし」 「チビじゃありません!!! 平均よりちょっと小さいだけだし、恭兄が高いだけ!!!」 っていうかね、早くでてってくれない? このままじゃ、おいしそうなユデダコになっちゃうよ!? しゃがみこんだまま、あたしは頬を両手でおおった。 ほっぺた、熱すぎ……っ!!