もう、最悪!!!!! なんで恭兄がいるのよ。 部屋につくなり、スカートのホックを外してブレザーも脱いだ。 寝間着に着替えて早くリラックスしたかった。 なんか、イライラする。 「Bの65、ってとこか」 「――っっ!!!!! …き、恭兄っ!?」 気配なくあけられた扉の前に、腕を組みながら立っていた。 さっきまでリビングで談笑してたはずなのに…… なんて神業的スピードなの!!?