背筋がぞくっとした。

唇は首筋からゆっくりと輪郭をすべり、鎖骨までおろされた。

大きな手があたしの小さなふくらみを包みこんだ。


「きょ…ぁうっ、ん」

ふくらみの先にある小さなツボミをもてあそぶように、舌先で転がした。


体は拒まずに、素直に反応してしまう。

飴を転がすように舌先で舐め、もう片方は手でカタチを確認するようになでられる。


恭兄はなんでココにいるんだろう。



「ひぅっ、…ぁン」

彼女の代わり、なのかな。


あたしは怖くて聞くことができない。


意気地ナシ――…