ファーストキスは蜜の味。


――…ドンッ


「あ、ごめ……」

屋上に人がいるとは思わなかった。

ぶつかった子に謝ると、その子は逃げるように走っていった。



泣いてた…

あたしと、一緒……




「詠葉?」

かけられた声は扉の奥からだった。

ふり返ると、そこには爽やかフェイスが――…


「大地!?」