「一樹!!」
「は、はいっ」
立ってるだけの一樹を、キッと睨んだ。
「ユウちゃんスキ?」
「――っ、うん」
一樹って本当素直。
「それは女の子として?
――…幼なじみとして?」
「もちろん女の子としてだよ」
だったら話しははやい。
あたしはユウちゃんが去っていった方向をビシッと指差した。
「ユウちゃん追って!!」
「え、え?」
「ちゃんと気持ちつたえなさい!!」
「は、はいっ」
一樹は慌ててユウちゃんの後を追った。
犬に命令するご主人様の気持ちがわかった気がするよ。
こうも素直に追いかけてくれるとは……
これで大丈夫、かな?
うまくいくとイイね、ユウちゃん。

