ファーストキスは蜜の味。


「陽平もこのくらいカッコよければ……」

「陽クンはカッコイイもんっ!!」

ブラコンといわれようが、なんだろうが、こんな仮面かぶった男より全然優しいよ。


なにいったって聞いてくれないんだけどね。

「そうそう、陽平は今日友達のところに泊まるらしいわよ」

「陽クンいないの?」


ちょっと寂しい。

なんだかんだいって、あたしはお兄ちゃんっ子だから。

しゅんっと肩を落としてると、手のぬくもりが添えられた。


「部屋いこうか、詠葉」

なんかうさんくさい笑顔。



冷や汗がとまらないです、羽深センセイ……