ファーストキスは蜜の味。


口のなかに入ってくるあたたかい舌の感触が、やわらかくて気持ちイイ。

歯列をなぞる舌は、不思議と甘い味。

ときたま離され、失った酸素をとりもどした。



恭兄の手は、ゆっくりとあたしの服に侵入してきた。



あたし、キャミだった!!

部屋だから、リラックススタイルなのに。



「恭兄、やめ……っ」

手は脇をすべり、背中にまわされた。