ファーストキスは蜜の味。


トクンッ





トクンッ








あたしはゆっくりと顔を近づけた。


整った顔は、そらすことなく微動だにしなかった。




「ん…っン」


あたしから重ねた唇。

恭兄は、一瞬驚いて目を見開き――…




あたしを抱きしめた。