ファーストキスは蜜の味。


だって、あまりにも野久保さんから縁遠い感じがして……


「おまえ失礼だぞ、恋愛モノ読んでなにが悪い」

「い、いいえ!!
なんか似合わなくて……」


あぁー、あたしのバカ正直!!

つい思ったまま口にしてしまった。



野久保さんはようやく本をとじた。

向かってくる姿は、蛍光灯の光を背にしているせいか、カッコよくみえた。