ファーストキスは蜜の味。


「それでも飲んであったまれ」

「……ん」

喉をとおるココアは、あったかいのに、体のほうがあったかく感じてしまった。



「んで泣いてたんだよ。
寂しかったのか?」

「……違うし。
急に出てくのがイケナイんだもん」

なにに怒ってるのか、すっごく不安だったんだよ。


恭兄は意地悪そうな顔で、ふぅんって呟いた。