あたしは車のなかで靴を脱ぎ、体育座りで涙をこらえていた。 あたし、なにした? ってかあたし、なんで恭兄のご機嫌とりみたいにしてるの? 恭兄――… なに考えてるのか、わかんないよ。 もう、ダメ…… ――…ポタ……ッ こらえきれなかった涙が、頬をつたって、顎から落ちた。 それを追って、次々と涙が流れ始めた。