ファーストキスは蜜の味。


首?

あたしはバッグから小さな鏡をとりだした。

まえの人に隠れるように鏡を置くと、長めの髪を手でまとめた。



「――っっ!!!!」

一気に顔が蒼褪めた。

あたしの首には、小さく赤い印が刻まれている。



こ…っ
コレって……!!!

いきおいよくユウちゃんをみると、口のまえに手をあてて、笑いをこらえてる。


いますぐにでも聞きたいのだろう。

いや、むしろからかいたいのかも!?


蒼褪めたまま鏡をみていると、ふいに黒板から視線を感じた。

にやりと、眼鏡の奥が笑った。


わかっててやったんですね……
――…センセイ。


あたしは慌てて髪をおろした。