ファーストキスは蜜の味。

――…


窓ぎわの席で、あたしはぼんやりと外をみた。


外は雨。

お昼のうちに降ってきたらしい。



携帯を奪って、ギリギリ授業には間にあった。

でも時間がギリギリすぎて、心配するユウちゃんと一樹に話すことなく席についた。

ユウちゃんはなにか聞きたそうに、チラチラとうしろのあたしを横目でみてる。


センセイが黒板になにかを書いてるときを見計らって、ユウちゃんはすばやくあたしの机に手を伸ばした。



手紙だ。

小さく折られた手紙には、表に『至急!!』と赤で書かれていた。


なんで至急?


あたしは手紙をひらいた。