プルルルルッ! 「日野原先生、大変です!」 看護士が慌てふためきやって来る。 「どうした?」 「○×スーパーで火災が発生して、消防隊が消火していたら、なにかに引火して大爆発が起きて、多数の一般人や消防士がそれに巻き込まれたようです。 今から救急車がこの病院にもその被害にあった患者を搬送するらしいです。」 看護士はそう言ってまたバタバタと何処かへ行ってしまった。 一般人に…消防士。 まさか…な。 私は不安をふり払い、手術の準備をする。