【愁弥】



我慢できなかった。




美希のマネージャーさんから電話が入って来てみた。



鍵は開いていて、中に入るとリビングのソファの上で





自分の命を断とうとしていた。



涙を流しながら。




俺の希望が無くなりそうだった。



姉ちゃんをこれほど恨んだことは初めてだった。



泣きながら一生懸命に話す美希が可愛かった。



一生守りたいと思った。