「返事はもっと大きく!!!」
その声とともに、机に竹刀を叩いた音が、教室中に鳴り響く。
想像以上に大きかった音に、体がビクッと反応した。
「はいっっっ!!!」
「さすがだ!よろしい!!」
前田先生の持っている竹刀は、喝を入れる時に使われる。
机は叩くが、生徒は叩かない。
「やっぱり、学校一厳しいのは、ホントだったんだ…」
急に変な汗がでてきた。
「はぁ…ホントに大丈夫かなぁ…」
そして急に、心配になってきた。
頭の中で、そんな事がグルグル回っていた時、
それをさえぎる、先生の大きな声が聞こえた。
「早く入ってこい!!」
「は、はいっ!」
ドアの外から聞こえる、緊張した声。
ガラガラ…
