「…あ!そうだ!」
「ん?」
翔は首を傾げた。
「翔君、まだ引越してきたばっかりだよね?」
「そうだけど…」
「いいとこあるんだ♪ついてきて!!」
あたしは翔の手首を掴んで、走った。
「はぁはぁ…」
「手…痛いんだけど」
「あ!!ごめん…でも間に合った」
着いた所は、土手。
お休みの時とか、家族で散歩に来たりする。
土手の下では、あたし達よりも小さい子達が野球とか、フリスビーをしてる。
そして、6時を知らせる音楽が流れた。
♪〜♪♪♪〜♪
「見て!!」
あたしはずっと先を指さした。
「わぁ…綺麗…」
「ここで見る夕日が、ここらへんでは1番綺麗なんだよ♪」
そう言いながら、翔の顔を見ると、
翔の目には、夕日のオレンジ色が映って、きらきら光っていた。
