翔はたくさんのクラスメートに囲まれて、質問責めにあい、
少し困った表情をしていた。
―次の日―
「えー…今日は、学級委員を決める!」
「えーー!!」
…バシッ
竹刀の音が響く。
「静かに!!やりたい奴だけやればいい!!!やりたい奴、手をあげろ!」
…………
誰も手を挙げる気配がない。
その沈黙を破ったのは…
「…はい!」
「おぉぉーー!」
みんなの歓声。
「じゃ、男は翔で決まりだな!」
「賛成ー!」
みんなが調子よく言う。
沈黙を破ったのは、翔だった。
それにつられてあたしも、なぜか…
「……はい!あたしも、やります!」
自分でも、こんなことをするなんて、思っていなかった。
「おっ!咲川やるのか?」
「はい!やらせて下さい!」
「よし!!じゃ、女子は咲川で決まりだ!」
「おめでとー♪」
「よろしくー!」
みんなののんきな声。
みんなはただ単に、雑用がしたくないだけだと思う。
「じゃ、ふたりともよろしくな!!」
「はい!」「はい…」
