この声に、私が反応
しないわけがない。

振り向くと、やっぱり
彼の姿があった。


「 裕也先輩… 」


振り向くと、予想通り
裕也先輩がたっていた。

そういえば通学路が
同じだったのを思い出した。

会いたくなかったのに、
会ってしまった。

もう普通に先輩と会話が
できないと思う。


( まだ好きでいるけど、
それって先輩から見たら

超大迷惑、だよね )


昨日そんな事をずっと
考えてから、

これから先輩にどう
接していけばいいのか
わからなくなってしまった。


「 絢、行くぞ 」
「 え、う.うん 」