8月上旬

暑い中、ダッシュで
隣の家の階段を駆け上がる。


「 潤っ潤!
緊急ニュース! 」


扉を開けると暑い体が一気に
冷めるような冷気が
私を包んだ。

それとともに、
アイスを片手に寝ながら

テレビを呑気に見ている
潤の姿があった。


篠田潤

私の1つ下で、
隣の家に住んでいる。

小さい頃から
いつも一緒で、

〝幼なじみ〟より
〝姉弟〟の方が合ってる。