それから潤と2人で
家に戻ってから、

潤にさっきの出来事を正直に
話すことにした。


「 潤、聞いて? 」
「 何を 」


潤のお母さんが作ってくれた
夜ご飯のカレーを
食べてるときだった。


「 あたしね、
先輩にフラれた 」


それから潤のカレーを
食べてる手が止まった。


「 いつ? 」
「 さっき、図書室で 」

「 そっか、 」


潤は少し悲しそうな顔を
していた。

1年間、ずっと応援
し続けてくれたから。