「それで?」 「そっからはよくわかんないですけど、 しばらくして、奈那が涙を拭いながらたまり場 を走って出たんです。 俺らは全力で追いました。 でも、見失い…見つからなくなったんですよ。それから毎日捜しました。けれ ど、どこにもいなくて…さっき、スーパーで会ったんですよ。 でも奈那、俺を見た途端、逃げだしたんです。 それで…捕まえたらすごい熱で…」 笑さんは悲しそうな表情だった。 「こうなってた…って訳か…」 「…はい」