…やばい逃げろ。 あたしは一目散に走り出す。 また、逃げてしまった。 ダメとわかっていても逃げるあたしがいた 自分にムカついて、腹立って…。 自分なんか嫌い。 そう思った時だった。 -ガシッ 「何で逃げるんだよ…」 あたしは息切れ状態。 その場に座り込む。 身体が走ったせいで暑いのか、わからないくらい暑かった。 「…おい、おまえ!?」 基はあたしの額に手を当てる。 「ばかっ!!」 2度目のばか。 「待ってろよ」 基はあたしを抱えて走りだす。 目覚めた先は、見覚えのある家だった。