「すいません~起き…生きてますか?」 私の問いに答えはない。 慌てて手首を握り脈を探す。 一瞬死んでしまったかと思ったけど 「生きてる…。」 ひとまず安心して顔色を見ようとうつ伏せの体を転がした。 「!!!」 …綺麗。 透き通るような肌、伏せられた睫毛は長くて…肌の色とは真逆の漆黒だ。 しっかり通った鼻筋、少し薄めの唇…。 年はいくつぐらいだろう? 多分20歳は超えてない。 美少年 と言う言葉はこの子の為だけに在るんじゃないかと思ってしまう程その少年は美しかった。