−−−−−−−−−−−−−


『ねぇ、そらくん!!!』


『なに?さなちゃん?』


『わたし、おぉきくなったらそらくんのおよめさんになる!!』


『ほんと!?じゃあおおきくなったらけっこんしようね!!』


『うん!!』

今でも何故か鮮明に覚えてる小さい頃の記憶。
あの頃はほんといつも大きくなったら結婚しようって言ってたっけ…。


−−−−−−−−








「………っら、空、朝だよ!」



何かさっきから聞こえてくる声は空耳だろうか?

もうちょっとだけ寝かせてくれ……。



「空ってば!学校遅刻しちゃうよ!!」



がっこう…………学校…?



「………んぁ?」